こんな感じで自転車はお店に入ってきます。七分組といわれるスタイルで部品のほとんどはついてきますが、ついているだけで、きちんと調整、部品の確認をしながら組みつけていきます。この組み立て方で同じ自転車でも寿命が大きく変わってきます。
 今回は人気の丸石『ふらっか〜ずCOMO』の組み立てです。
箱から取り出したところです。
 前輪とハンドル、カゴの部分は取り外され、パッキングされた車体に取り付いています。
 左横にある箱にブレーキや変速機、スタンドなどのその他の取り付け部品、小物が入ってきます。
 組み立てやすいように最初にスタンドを取り付けてしまいます。COMOはサイズが大きいので作業台に取り付けずに地面に下ろした状態で取り付けていきます。
 スタンドと一緒に同じねじのところに取り付ける、荷台と変速部品を仮組みします。スタンドの取り付けも緩みにくいようにフレームにしっかりと組み合わせた状態で締め付けます。
 仮組みとはしっかりと締め付けをするのではなく、とりあえず、つけることを言います。
 前輪をとりつけます。その前に前輪の回転のスムーズさの確認です。シャフト(軸)を回したときに、引っ掛かりがなく、スムーズに回り、かつ、ガタツキが無い様にベアリングのあたりを調整します。今回のCOMOはダイナモがハブの中に組み込まれているハブダイナモを使用していますので、ダイナモの抵抗がありますがその分を差し引いて、ちょうど良いあたりにします。良いメーカーのハブは手を入れなくても良いことが多いですが、大概の生活自転車のハブは前輪後輪とも大抵は回転抵抗が大きくても、ガタが無いほうがまだ良いので余計に締め付けてあります。これが締め付けすぎだとやはり回転が悪くなるので自転車の進みが悪くなり、早くベアリングを傷める原因になります。
ようやく、前輪取り付けます。
ハンドル部分を取り付けます。
ハンドルの回転をさせている部品がヘッドパーツです。ここも締め付けすぎて衣類ことが多いので、スムーズに引っ掛かりがなく、回転し、ガタがない状態にして、しっかりと合わせ締めをして、緩みにくくします。
 (写真の都合でハンドルバーをはずしてあります。)
前ブレーキ、泥除けカゴ足などの前輪周りの部品を取り付けていきます。
泥除けがブレーキに干渉しないように気をつけます。
後輪がしっかりと車体の真ん中に来るように気をつけながら、チェーンの引っ張り具合を調整します。当然、新品なのでその辺を考慮して普通よりもやや強く張っておきます。
 新品の自転車なのにまっすぐ進まないという症状でハンドルなど以外の理由では後輪がまっすぐに入っていないこともあります。

こうして、自転車を組み立てています。
生活自転車編 其の壱

 自転車専門店と量販店で同じ自転車でも違いがあります。極端にお安くできない理由もこの組み立て工程にあります。安全快適にそして長持ちするようにたくさんの手間を掛けて組み立てていきます。
 
 自転車店以外で売られている自転車のほとんどは完組みというスタイルです。(自転車を直すことができない人でも販売できるように。)生産工場ですべてを組みつけてきますが、細かく確認しながら組みつけていることは少ないので中には不良品の部品がそのまま付いて来たり、とんでもない組み立て方のまま、出てくることもあるようです。 一部ですがその組立工程をご紹介いたします。
 
         安全快適そして長持ちをモットーに丁寧に組み立て開始です。
其の弐へ続く